「雷」と「稲妻」の違いとは?
「テレビで『稲妻』って言葉を聞いたんだけど雷と何が違うの?」
天気予報などでたまに耳にする「稲妻」という言葉。
雷と同じものであると思っている方が多いのですが、実は「雷」とは異なるものであることをご存知でしょうか?
本記事では「雷」と「稲妻」の違い、そしてそれぞれの語源について解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
「雷」の音が違うわけ
「雷」とは、自然現象の名称であり、「光」と「音」の両方を指す言葉です。
それに対して、「稲妻」とは雷が落ちた時の「光」のみを指す言葉です。
簡単に言い換えれば、「雷」とは自然現象の名前であり、「稲妻」とは雷の光の部分を指す言葉ということになります。
ちなみに英語では「雷」を「サンダー(Thunder)」、「稲妻」を「ライトニング(lightning)」とそれぞれ呼称します。
「雷」と「稲妻」の語源は?
では、それぞれの言葉の語源はなんでしょうか。
雷・・・大昔では、雷の「ゴロゴロ」という音が「神様」によって鳴らされている音(神鳴り)だと信じられていました。つまり、現代語の「雷」の語源は「神鳴り」ということになります。
稲妻・・・雷という自然現象が、稲が時期に多くみられていたものであったことから、稲が実る際に、光に宿った魂と結合すると信じられるようになりました。その結果、「稲の妻」と表現されるようになり、現代の「稲妻」という用語につながったと考えられています。
上述したものはあくまで諸説ある中の一説ですが、語源としてはかなり納得できる内容ではないでしょうか。
雷と稲妻の違い
いかがでしたか?
本記事では「雷」と「稲妻」の違いとそれぞれの語源について解説させていただきました。
雷と稲妻の違いを知っている人は意外と少ないのでぜひお友達にも話してみてくださいね。
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