雷の発生頻度と発生する条件

梅雨明けから夏にかけて多く見られる雷。

全国30ヶ所に設置された雷レーダーからのデータをもとに、気象庁が発生位置や時間などの予測情報を10分毎に配信しています。

しかし、そんなにこまめな配信が必要になるほど、雷は発生しているのでしょうか。

今回は、雷の発生頻度や雷の多いエリア、発生条件についてまとめました。

雷の発生頻度って実際どれくらい?

雷がどれくらい発生しているのかを明確に数値化することはできませんが、
地球上では毎秒約100回、毎日約860万回の落雷が発生している
と言われています。

日本でも毎年ひと夏の落雷が100万回を超え、年々雷の被害も増えています。

日本で1番雷が発生しているのはココ!

日本で最も雷が多いとされている県、それは石川県です。

全国的な雷日数の年間平均が19.4日なのに対し、石川県はなんと42.4日と倍以上で、次いで2位が福井県、3位は新潟県と続きます。

意外なのは、原因が冬の雷ということ。

日本海の暖かい海面とシベリアからの冷たい風が積乱雲を作り出し、季節風によって日本列島に流された結果、冬の日本海で雷が多発するのです。

雷が発生しやすい条件

雷が発生するというのは、つまり雷の元となる「積乱雲」が発生することを意味します。

積乱雲は、夏場に見られるモクモクと盛り上がった雲のことで、入道雲と呼んでいる人もいるでしょう。

「暖かく湿った空気」「不安定な大気」「持ち上げるエネルギー」この3つの条件が揃うと積乱雲が発生しやすくなります。

夏場の水蒸気を多く含む空気が、大気中の空気によって冷まされ、大量の氷の粒を産生します。

雲がより高く上昇する中で氷の粒が静電気を帯び、電気の量に耐えきれなくなって、積乱雲から雷が発生するのです。

積乱雲は雷の前兆!早めに避難しよう

いかがでしたでしょうか。

この記事を読んでいただくことで、雷が発生する頻度や発生しやすい条件について、ご理解いただけたと思います。

年間を通して数え切れないほど多くの雷が発生しているため、空が暗くなってきたと感じた時には、なるべく早く建物の中に入るようにしましょう。

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